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どうも、ブログの運営者@komugi_csmです。
今回は私も花粉対策とリラックス効果としてハーブティーで飲んでいるカモミールについてまとめてみました。
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カモミールの基本情報
学名 | (ジャーマン)
・Matricaria recutita ・Matricaria chamomilla (ローマン) ・Anthemis nobilis ・Chamaemelum nobile |
---|---|
種別 | ・キク科マトリカリア属 一年草(ジャーマン)
・キク科カマエメルム属 多年草(ローマン) |
別名 | ・カモマイル
・カモミーユ ・マンサニーア |
和名 | カミツレ |
英語 | German chamomile (ジャーマン)
Roman chamomile (ローマン) |
ドイツ語 | Deutsche Kamille(ジャーマン)
Römische Kamille(ローマン) |
フランス語 | Camomille allemande(ジャーマン)
Camomille romaine(ローマン) |
イタリア語 | Camomilla tedesca(ジャーマン)
Camomilla romana(ローマン) |
花言葉 | ・逆境に耐える力
・苦難の中の力 ・清楚 ・あなたを癒すなど |
古くから親しまれているカモミールはジャーマン種とローマン種の2種類があります。
- ジャーマン種(主にハーブティー)
- ローマン種(主に精油やハーブティー
ジャーマンカモミールは飲みやすくハーブティーとしてローマンカモミールは苦みがあり飲みにくいため精油として使われるのが一般的です。
カモミールは5月下旬ごろ菊のような小さな白い花をつけ、花の中心は黄色く、成長するにしたがってぷっくりと盛り上がってきます。

カモミールの花
ジャーマン種もローマン種も見た目はよく似ていますが、花を縦半分に切ったとき、中心に空洞があるのがジャーマンカモミールです。
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カモミールの歴史

想像のヒポクラテスさん
カモミールの原産はヨーロッパからアジアにかけて、鎮静、抗炎症、抗痙攣など多くの効能があることから4000年以上も世界中で使われてきました。
カモミールから甘いりんごのような香りがすることから、古代ギリシャでは「地上のリンゴ」とも呼ばれており、その名前もギリシャ語で「Kamai(大地の)」と「Melon(りんご)」から来ています。
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日本にカモミールが伝わったのは江戸時代。鎖国時代に唯一交流のあったオランダやポルトガルから持ち込まれ、「カミツレ」という名前で1962年までは薬扱いとして使われていました。
現在はハーブティーやスキンケア用品として使われることがほとんどです。
カモミールの効能・効果
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花粉症やアレルギー、炎症を抑える
- アズレン誘導体(抗炎症作用)
ジャーマンカモミールにはアズレン誘導体(カマズレン)という抗炎症作用がある成分が含まれます。
このアズレン誘導体には花粉症やアレルギー性鼻炎の症状を抑える効果があり、抗炎症作用もあるため喉の炎症やニキビにも効果的です。
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\ 注意 /
カモミールはブタクサと同じキク科の植物なのでブタクサアレルギーを持っている方は逆に症状が出やすくなります! 飲まないように注意してください。
女性特有の不調を改善
- クマリン(血流改善)
カモミールに含まれるクマリンには血流を改善し代謝アップやむくみ解消に効果があります。
ジャーマンカモミールの学名Matricaria(マトリカリア)は、ラテン語のMatrix=子宮に由来することから、昔から月経の不調や月経痛などの緩和に使われてきました。
生理の不調の緩和や不妊対策、更年期障害の改善などにも効果を発揮するため、女性特有の悩みをサポートしてくれます。
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このように、カモミールは「マザーズハーブ」と呼ばれるくらい女性にとってありがたい効能の詰まったハーブです。
2015年にテキサス大学が発表した研究では、カモミールティーを飲む習慣のある女性は、飲まない人より寿命が長くなることが分かったのだとか…!
ストレスによる胃腸の不調に
- アピゲニン(鎮痙作用)
カモミールに含まれているアピゲニンには、痙攣などを静める強力な鎮痙作用(ちんけいさよう)を持っています。
自律神経のバランスを整え、リラックス効果が期待できます。消化器の不調はストレスとも深くかかわっているため、カモミールがストレス性の消化不良や下痢に効果を発揮するといわれているのはこのためです。
安眠をもたらすハーブ
- アピゲニン(鎮静、鎮痙作用)
鎮痙作用のあるアピゲニンは、脳をリラックスさせるGABA受容体と結合する性質があります。
GABA受容体と結合すると、精神安定作用がある神経伝達物質GABAの働きを強め、脳を休息へと導きます。カモミールは良く眠れないときに飲むといいといわれるのはこのためです。
アピゲニンは、他にもアレルギーの緩和や糖化予防、発汗促進、風邪の症状などにも効果がある万能な成分です。
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風邪の症状や頭痛の緩和
- サリチル酸塩(解熱、鎮痛作用)
サリチル酸塩は頭痛薬でおなじみの「アスピリン」に含まれているもので、非ステロイド性抗炎症薬の一種です。
解熱・鎮痛作用もあるので、風邪の辛い症状を和らげ、痛みを鎮める働きが期待できます。
カモミールの肌への効能
カモミールは、肌荒れを改善するビサボロールや抗炎症作用のあるカマズレンなどの働きにより、かゆみや乾燥を改善し、肌の保湿力を高めてくれます。
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また、最近注目を集めているカモミールに含まれるカマメロサイドという成分は糖化を抑えるため、エイジングケアが期待できると言われています。
\ 糖化 /
過剰な糖が体内にあるたんぱく質と結びつき、肌のごわつきやくすみをもたらす 物質に変わること。
\ こんな人におすすめ /
- 肌が乾燥し、保湿力が低下している人
- 切り傷やかぶれなど肌トラブルのある人
- 肌の老化が気になる人
こんな人におすすめ
- ストレスでよく胃が痛くなる
- 下痢や便秘を繰り返しやすい人
- 花粉症や鼻炎などのアレルギーを持っている人
- 風邪の初期症状が出ている人
- 寝つきが悪い人
- 生理周期が乱れやすい人
- 生理前症候群に悩まされている人
生活に取り入れる方法
- ハーブカプセル
- ハーブティー
- タンチュメール(チンキ剤)
- コスメ
- シャンプーやトリートメント
- アロマテラピー
カモミールは乾燥させた花をカプセルに詰めて摂取するハーブカプセルや、ハーブティーやチンキ剤として飲用する方法が一般的です。
また、アロマテラピーとして精油を浴槽に垂らして香りを楽しむ芳香浴やキャリアオイルと混ぜてオイルマッサージもリラックス効果や肌を保湿する効果があるのでおすすめです。
カモミールは髪に艶を与える効果もあるのでシャンプーやトリートメントにもよく使われています。
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カモミールティーは飲みやすい?苦い?

カモミールティー
カモミールは苦みがあって飲みにくい!というイメージを持っている方は、もしかしたらローマンカモミールティーを以前飲んだのかもしれません。
ローマンカモミールは苦みがあり飲みにくいのが特徴ですが、日本ではリラックスのハーブティーとしてよく販売されています。
欧米ではハーブティーとして飲まれるのはジャーマンカモミールが一般的で、こちらはクセがなくほのかな甘みがあり美味しく飲めます。
カモミールティーが苦手!と思っていた方はジャーマンカモミールを試してみるといいかもしれません。
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カモミールを使う時の注意点
- 妊娠初期から中期の方
- ブタクサやキク科アレルギーがある方
カモミールには子宮の収縮を促す作用や筋肉を緩める作用があるため、特に妊娠初期の方は避けた方がいいでしょう。
また、カモミールはキク科のハーブでブタクサやヨモギなど、秋の花粉症に悩まされている方はカモミールを飲むと逆に症状が出る場合があるので避けて下さい。
カモミールは幼い子どもにも飲ませることが出来る安全なハーブといわれていますが、不安がある場合は医師が薬剤師に相談してください。
飲んだ後アレルギー症状が出た場合は、すぐ摂取を中止して医療機関を受診しましょう。
女性にはかかせないハーブカモミール
体に肌、髪に心にまで効果のあるカモミールは女性が使いたいハーブNo.1です。
私もリラックス効果、糖化防止、花粉症予防としてハーブティーで飲んだり、デリケートゾーン用ソープなど色々生活に取り入れています。

デリケート用ソープ
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