【肌の構造を解説】スキンケアの基本は皮膚の仕組みを知ることから!

肌の基本構造

 

どうも、ブログの運営者@komugi_csmです。

 

オーガニックコスメの勉強をする上で皮膚の勉強もしました。コスメを使う上で、知っておいて損はない私達の皮膚の構造について今回はシェアしたいと思います!

 

Komugi

肌の構造や働きを理解しておくとスキンケアを学ぶ第一歩になります!

 

皮膚の構造!
肌は3層から出来ている

 

私達の皮膚は3層に分かれています。最初に大まかに各部位の働きを紹介すると…

*画像①

表皮:ターンオーバー、バリア機能、保湿

真皮:肌のハリや弾力

皮下組織:保温やエネルギーを蓄える

 

 

表皮と真皮の厚さを合わせても約2㎜ほど!顔の薄い皮膚に至っては0.1㎜~0.3㎜

 

こーんな薄いミリ単位の皮膚がくすんだり、シワになったりして女性は悩んでしまうんですよね。

 

Komugi

では部位ごとに働きを見ていきましょう!

 

表皮(肌のバリア機能と保湿、ターンオーバー)

*画像②

 

顔の表皮の厚さは0.1㎜~0.3㎜程の厚さです。表皮はさらに4層(基底層、有棘層、顆粒層、角質層)になっています。

 

この表皮の4層は、内側から外側に向かって常に細胞の新陳代謝が行われています。(ターンオーバー)

 

Komugi

表皮の各4部位の機能を見ていきましょう!

*画像(4層)

 

①基底層(表皮の一番内側)

*画像③

 

基底層(きていそう)は表皮の一番内側にあり、ターンオーバーの出発地点です

 

基底層にあるケラチノ細胞では、常に新しい細胞が作り出されています。また、日焼けやシミの原因にもなるメラニンも基底層にあるメラチノサイトから作られています。

 

Komugi

基底層は肌を修復する大事な部分!基底層が破壊されない限り、傷が出来ても肌は修復し続けます。

 

②有棘層(表皮に侵入した有害物質に対する防御)

*画像④

 

基底層の外側にあるのが有棘層(ゆうきょくそう)です。

 

基底層にあるケラチノサイトで作られた細胞が有棘層まで上がってきて有棘細胞になります。ここには有棘細胞の他にランゲルハンス細胞もあります。

 

このランゲルハンス細胞は、細菌、ウイルス、アレルギー物質など有害なものが侵入した時にリンパ球に伝える役目をしています。

 

Komugi

ランゲルハンスから伝えられた情報をもとに私たちの体は免疫システムを発動させます!

 

③顆粒層(紫外線の錯乱)

*画像⑤

 

有棘層の外側にあるのが顆粒層(かりゅうそう)です。

 

有棘細胞がさらに顆粒層まで上がると、いちごのような粒状の細胞になります。

 

この細胞にはガラス状のケラトヒアリン顆粒が含まれており、紫外線を反射させて肌を守る役割をしています。

 

Komugi

基底層で作られた新しい細胞がこの顆粒層まで上がってくるのに通常2週間ほどかかります。

 

④角質層(肌のバリア機能と保湿の保持)

*画像⑥

 

表皮の一番外側、私達が触れる肌の表面が角質層(かくしつそう)です。

 

名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

 

顆粒層で作られたケラトヒアリン顆粒細胞がさらに上がってきて、核を失った死んだ細胞(ケラチン)となって角質層になります。

 

Komugi

角質層は死んだ細胞(ケラチン)が積み重なって出来ています!

 

このケラチンは、水に溶けずに有害物質に対して強い抵抗力を持っているので肌を外敵から守る役割を持っています。

 

ま、角質層は吸水性や保湿性があるので正常な状態では15%~20%の水分を含んでいます。

 

肌のターンオーバー

 

今説明したように、表皮の一番内側にある基底層で作られた細胞が上がってきながら最終的に死んだ細胞になり角質層になっていきます。

 

これを肌のターンオーバー(新陳代謝)といい、通常は28日間で行われています。

 

しかし、肌のターンオーバーは年齢が高くなるほど遅くなり…

 

30代:45日
40代:55日
50代:75日

 

となっています。

 

Komugi

歳をとると傷の治りが遅い…なんて言いますが、これもターンオーバーが遅くなってしまうからです。

 

 

真皮(肌のハリや弾力)

*画像⑦

 

表皮の次に肌の美しさに関係するのが真皮です。

 

真皮は、肌のハリを決めるコラーゲンを主成分とする膠原繊維が70%を占めています。

 

このコラーゲンの生成にはビタミンCが必要なので、野菜や果物などをしっかりとるようにしましょう!

 

Komugi

ちなみにコラーゲン入りのスキンケア用品などもありますが、コラーゲンは肌に塗っても真皮まで浸透しないので基本的に意味がありません!

 

また、真皮には肌の弾力を決めるエラスチンも2%~5%含まれています。

 

皮下組織(保温やエネルギーを蓄える)

*画像⑧

 

真皮の下にあるのが皮下組織で、ほとんどが皮下脂肪で出来ています。保温やエネルギーを蓄える効果がありますが、顔の脂肪は体の他の部分に比べて少ないです。

 

 

大事なのは「表皮」と「真皮」を正常に働かせること

 

私たちの肌で、特に大事なのは「表皮」と「真皮」です。

真皮のケア

肌の弾力を失わないためにも真皮が正常に働くように、食生活などに気を使わないといけません。

 

通常化粧品は真皮まで浸透しないので、ここはスキンケアよりも生活習慣や食習慣が大きく関わってきます。

 

表皮のケア

そして、一番外側の「表皮」ですが、ここは生活習慣も大事ですが私たちのお手入れで変わってくる重要な部分です。

 

表皮には保湿機能や肌を外の刺激から守る役割をしており、また「表皮ぶどう菌」という美肌に必須の常在菌が住んでいます。

 

この表皮が持っている力を邪魔しないように助けてあげるスキンケアが必要になります。

 

合成成分である合成界面活性剤などがたっぷり入った化粧品を使用すると、まだ剥がれ落ちるタイミングではない角質層がはがれてターンオーバーが上手くいかずにどんどん肌が薄くなり慢性的な乾燥肌や敏感肌、アトピーへと進行してしまいます。

 

また、合成成分は美肌の菌である「表皮ぶどう菌」を殺してしまい、乾燥肌や肌荒れの原因になります。

 

肌のバリア機能も壊れるので少しの刺激で肌荒れを起こしやすくなったり、紫外線を吸収しやすくなってシミやくすみになったりと悪循環に…。

 

オーガニックコスメは、表皮ぶどう菌を殺すこともなく必要な油分を奪うこともなく必要な水分を肌に与えてくれます。

 

肌のもともと持っているサイクルを狂わせることがないのがオーガニックコスメの特徴です。

 

まとめ

今回は肌の構造について説明しました!

 

少し専門的な内容もありましたが、肌の美しさを保つには表皮のターンオーバーを正常にすることと、表皮や真皮の働きを邪魔しないスキンケアが大切です。

 

世の中には塗れば効く!といった化粧品が多くありますが、肌の構造を知るとスキンケアで何が重要か自然にわかってくると思います。

 

今後も肌についての知識や美容の豆知識をシェアしていくので、ぜひ参考にしてみて下さい!

 

 

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