【コスメの基本】化粧品を構成する6つモノとは?合成成分と天然成分

化粧品 成分

 

どうも、ブログの運営者@komugi_csmです。

 

私たちが普段使っているスキンケア用品や化粧品などのコスメ。

 

今までそのコスメがどんな成分からどんな構成で出来上がっているかって考えたことはありますか?

 

肌に効果的なスキンケアをしていくためにも、まずはコスメにはどんな成分が含まれているか知っておくことが大事だと思っています。

 

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今回はわかりやすいように化粧品の構成や成分についてお話していきます。

 

化粧品を構成する基本成分

 

私たちが使っている化粧品は基本的に水と油から出来ていますが、以下の6つの成分がベースとなって構成されています。

 

  1. 界面活性剤(洗浄・乳化)
  2. 防腐剤(化粧品の保存)
  3. 油剤(クリームや乳液のベース)
  4. 香料(香りをつける)
  5. 色素(色をつける)
  6. 溶剤(植物エキスを抽出する)

 

ここに保湿成分や美白成分など、アイテムにあった成分を追加していきます。

 

化粧品を作る6つの成分

 

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では、6つの成分を一つ一つ紹介していきますね!

 

界面活性剤

界面活性剤(かいめんかっせいざい)とは、水と油のように交じり合わない物質を溶け込んだ状態にする働きを持っています。

 

通常石油・動物や植物の脂、たんぱく質やアミノ酸からも作られます。

 

その働きを使い化粧品では「洗浄成分」や「乳化剤」という2つの働きを目的として使用されます。

 

使われるコスメ

シャンプー、洗顔フォーム、クレンジング、乳液、クリーム、ファンデーション、ジェル、化粧水

 

界面活性剤は主に4つのタイプに分けられ

  1. 合成界面活性剤
  2. 植物原料と石油の界面活性剤
  3. 植物から合成される界面活性剤
  4. 天然の界面活性剤

 

1番と2番の界面活性剤は石油から合成されている成分なので、オーガニックコスメには向きません。

 

オーガニックコスメでは3番か4番の界面活性剤が使われます。

 

\ 合成成分の界面活性剤 /

アルキル酸Na、陰イオン性界面活性剤、PEG/PPG-200/70コポリマー、パレス硫酸Na、エチレン、プロピレン、コポリマー、コカミドMEA、PEG-20ソルビタンココエートなど…

 

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合成界面活性剤の成分はとっても多くあるので、また他の記事で詳しく説明しますね。

 

\ オーガニックコスメの界面活性剤 /

石けん、レシチン(大豆由来)、ラノリン(羊毛由来)、イナゴマメエキス、シャボン草、ムクロジなど…

 

防腐剤

防腐剤は化粧品の成分を安定させ長持ちさせる働きがあります。化粧品のほとんどに防腐剤は使われていて、安全な化粧品を使うためにも防腐剤は重要な存在です。

 

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オーガニックコスメにも防腐剤の存在は欠かせません

 

特に一般的な化粧品には石油から合成された防腐剤である「パラベン」と「フェノキシエタノール」が使われています。

 

パラベンはアレルギー性がある「旧指定表示成分」にも選ばれている成分で、肌に安全ではない成分なので化粧品に配合するのは1%以下という決まりがあります。

 

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しかし、女性なら化粧品は毎日使うモノ。日々の使用によりパラベンの成分の蓄積が気になるところ…

 

\ 石油由来の合成防腐剤 /

パラベン、フェノキシエタノール、ソルビン酸とその塩類、サリチル酸とその塩類、エデト酸(EDTA)とその塩類、安息香酸とその塩類…など

 

オーガニックコスメでは植物から採れる天然の防腐剤を使用しています。

\ オーガニックコスメの防腐剤 /

ローズマリーエキス、セージエキス、熊笹エキス、グレープフルーツ種子エキス、ヒノキチオール、レウコノストック/ダイコン発酵液、天然醸造アルコール…など

 

油剤

油剤は名前の通り、油分であり化粧品を作る上でのベースとして使用されます。クリームや乳液などのこってりとしたコスメを作るときに使われます。

 

一般的な化粧品には石油から合成されている「鉱物油」「ミネラルオイル」「パラフィン」がよく使われています。

 

これらの油剤は毛穴につまり皮膚呼吸を妨げたり、アレルギーを起こす危険性があります。

 

\ 合成の油剤 /

ミネラルオイル、ベンジルアルコール、安息香酸アルキル(C12-15)、イソステアリン酸イソプロピル、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル…など

 

オーガニックコスメには天然の植物から採れる植物油が使われます。

\ オーガニックコスメの油剤 /

オリーブ油、ひまわり油、アルガン油、ゴマ油、ホホバ油、カカオバター、シアバター、アーモンド油、ローズヒップ油など…

香料

香料は化粧品の香りを整える働きがあります。たかが香り成分と思いがちですが、香りの成分は鼻から吸収され神経系に影響を及ぼします。

 

嗅覚障害や味覚障害、ホルモンバランスを崩したり、アトピーを起こす危険性があるとも言われています。

 

しかし、香料だけは化粧品のラベルにその成分を詳しく表示する義務はないと法律で決められているため「香料」とだけ表示されていることが多いです。

 

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オーガニックコスメと言っていても合成の香料をたっぷり使ったものが多いので注意しましょう。

 

\ 合成香料 /

ゲラニオール(バラに似た香り)、アニスアルデヒド(アニスに似た香り)、ジフェニルオキサイド(ゼラニウムに似た香り)

 

オーガニックコスメには香り成分として「精油(エッセンシャルオイル)」が使われます。

 

\ オーガニックコスメの香料 /

ラベンダー精油、ローズ精油、オレンジ精油、イランイラン精油など…

 

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精油には香りの癒し効果だけでなく、肌を整える効果もあるのでスキンケアにはぴったりの香り成分なんです

 

 

色素

化粧品の鮮やかな色を決めるのが色素です。この色素はおおまかに3つのタイプに分けれます。

  1. タール色素
  2. 動植物由来色素
  3. 無機顔料

 

タール色素は石油成分から合成された人工的な色素です。鮮やかな色を作れますが、肌に乗ると色素沈着や発がん性、奇形の不安があるとされています。

 

\ 合成の色素 /

青色2号、赤色202号、黄色5号、緑色401号…など

 

2番と3番の「動植物由来色素」と「無機顔料」は天然の成分なので、肌なじみがよく色素沈着などの不安もありません。

 

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無機顔料とは、天然の鉱石や金属の化学反応によって得られる酸化物などから作られる顔料です。

 

\ 天然の色素 /

酸化鉄、酸化亜鉛、酸化チタン、グンジョウ、酸化クロム、カオリン

 

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オーガニックコスメのメイク用品には、退色しにくい「無機顔料」が使われています。

 

溶剤

溶剤(ようざい)は植物エキスを抽出する際に使われる液体になります。

 

一般的な化粧品によく使われるのが「BG」と「PG」です。

 

BGは比較的肌に安全と言われていますが、PGは浸透性が高く肌の奥まで届くほどなので肌への蓄積が気になります。

 

オーガニックコスメでは、天然の溶剤として「エタノール」や「」、「植物オイル」などが使われます

まとめ

化粧品は基本的にこの6つのモノから構成されています。それぞれに役割があり、テクスチャーや見た目を決めています。

 

この6つの成分は石油から作られる合成のモノ植物などから採られる天然のモノがあります。

 

オーガニックコスメはこの6つの成分もそうですが、すべての成分が天然由来のモノでなくてはならないということを覚えておきましょう。

 

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化粧品の成分については今後も詳しく記事にしていきます!

 

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