Komugi
気がついたら最後の更新から1年半経ってるやないかーい。
時が経つのが早すぎてビビりつつ京都で忙しく学校や仕事や子育てをしておりました。
ん?子育て?
そうです、私に息子ができました。
保護猫をお迎えしました
2021年の6月に保護猫ボランティアのやっている譲渡会で運命の出会いがあり、保護猫ちゃんをお迎えしました!(歓喜)
茶トラのオス♂で名前は「はるまき」(ハルと呼んでる)です。
元々はドイツ人彼が日本にきてから保護猫ちゃんをお迎えしようという計画だったのですが、待てど暮らせどコロナが収まらない…日本が開国しない…。
「あかーーん!さみしーーーい!」ということで、私1人のまま保護猫を迎える決心を。
今回は、譲渡の流れから一緒に生活して感じた心の変化をつらつらお話ししていきます。
保護猫を譲渡するまで
野良猫なんてそこら中にいっぱいいるから、すぐに見つかるだろうと軽く思っていた私。
昨今のボランティア団体さんは、想像していた以上に譲渡する条件が厳しくてびっくり。
・一人暮らしNG
・若いカップルNG
・高齢の夫婦NG
・子供がいる家はNG
・長時間のお留守番NG
…もう、子供のいない専業主婦しか猫は飼ったらあかんのですか?(埼玉出身)
猫ちゃんの幸せを思っているのはわかる。しっかりお世話できる人に譲渡したいという気持ちもわかる。
でも、ハードル高すぎて譲渡できる対象めちゃくちゃ狭まってる。
とある保護猫カフェに行った時は「何度も足を運んで頂いて、厳しい面接を受けてから譲渡を考えます。」と言われたこともある。
就活より難しいやんけ。なんか、すごい複雑で敗北した気持ちになって帰ったなぁ…。
そんなこんなで、京都市内の保護猫譲渡会のイベントをチェックし続ける毎日。
ついに譲渡会へ
ついに家の近所で保護猫の譲渡会をするとの情報を聞き、意気揚々と会場へ!
ちなみに京都保護猫会の主催する譲渡会に行きました。
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インスタには可愛い保護猫ちゃんの写真がたくさん載っているので、京都近辺に住んでいる方は、ぜひチェックしてみて下さい。
少し早めに行ったにもかかわらず、会場は長蛇の列…。
あまりの人の多さに、整理券が配られ時間差で入場することに。
コロナ禍だからなのか、保護猫を引き取りたいっていう人が多くて、感動とこんな人の多さじゃ一生保護猫ちゃんお迎えできないのでは…という焦燥感で胸がドキドキ。
譲渡会は早い者勝ちで譲渡されていくシステム。
私の時間には「もうほとんど猫ちゃんの引き取り先が決まってしまったのであまり残っていないのですが、どうされますか?」と聞かされた私はショックで一瞬たじろぐも…
ここまで待ったし、運命の出会いがあるかもしれないから「行きます!」と会場内へ。
ちなみにお目当ての猫ちゃんがいる場合は事前に紙に名前を書いておくのですが、私が書いていた茶トラ3匹はもうすでに家族が決まったとのこと…
しょんぼりしつつも、残っている数匹の子猫ちゃんに対面。
ああ、でもどの子も可愛いな…と悩んでいたら、目の前にケージが置かれ中を覗くと、私が希望していた茶トラちゃんがいるではないの!
Komugi
希望していた子は写真のまんまでとっても可愛くて顔がニヤける。
後ろにいた人も茶トラがいるぞ!と集まってくる…(茶トラめっちゃ人気)これは、もう運命だ!と思い
Komugi
とスタッフさんに伝え、即決定。
築地の競りか?と思うぐらい会場の人たちの熱意がすごすぎてあと少しで手あげそうだったわ。
後ろにいた家族も狙っていたみたいで、悔しがってた。
その後は、正式な手続きをするためにスタッフの人に説明を聞いたり、書類にサインしたりします。
ミルクボランティアさんと連絡が取れるようにLINEの交換もしました。
京都保護猫会さんは、他のところと比べると条件も厳しすぎないので、一人暮らしの方でも、条件があえば譲渡してくれます。よかった…
準備するものなどが書いてある紙をくれたりと、至れり尽くせりで安心できました。
トライアル開始
譲渡会からすぐに猫ちゃんをお迎えというわけではないです。
トイレトレーニングや健康チェックなど、安心して譲渡できるようになったと判断されてからトライアルとしておうちにきました。
トライアルに来るまではLINEでミルクボランティアさんが様子を写真付きで教えてくれたのも嬉しかったなあ。

ミルクボランティアさんが送ってくれた写真(ミルクが口についてポカン顔)
トライアルは2週間、その後ずっとの家族になりたい場合はそのまま譲渡という形になります。
トライアル開始の日にはスタッフさんが家まで猫ちゃんを連れてきてくれます。この時家の様子も確認してもらうといった目的もあるそう。
使っていたお気に入りのブランケットとおもちゃ、子猫用のフードに匂いのついたトイレのチップも持ってきてくれました。
ケージから出たちっさな子猫は新しい場所にもかかわらずあちこちを探検して元気いっぱい!
ものの30分でゴロゴロ言いながらくっついてくる姿に衝撃。猫って、こんなに可愛いの…?

うちに着いて30分でこの甘えよう
トライアルはあっという間にすぎて、正式譲渡へ。これで本当の家族になったんだなと思うと感慨深かった……。
テレビ電話越しに可愛い子猫にさわれないドイツ人彼(猫狂い)は、歯を食いしばって悔しがっていました。
保護猫と生活したらQOLが爆あがりして心が安定した

あくびする時のこの口めっちゃ好き
私ね、圧倒的犬派だったんですよ…。
猫は飼ったことなくて、ずーっと実家で犬と暮らしてて、子供の頃にいとこが飼っていた凶暴な猫に顔面噛まれて血だらけになってから、むしろ猫に苦手意識あったの。
でも、ドイツ人彼が圧倒的猫派で猫の良さを私に長いこと洗脳しつづけて、「ふーん、猫もいいじゃん」と思い始めた。
そして、保護猫の「はるまき」を迎えて…
猫沼にまんまとハマりましたわ。
びっくり。猫って怖い。可愛すぎて怖い。もう目に入れても痛くない、いや痛い。でも、それぐらい可愛い。
なんなの?
猫を飼い始めて、あんなに家に1人でいるのが嫌だったのが、外出すれば早く猫に会いたくていそいそと帰るようになり、週末はほとんどの時間を家で猫とイチャイチャするように。
実家に帰れば(ハルは友人宅へ)私の方が分離不安症で、ハルの夢を見る始末。
一緒にNetflixもみるし、一緒にベッドで寝るし、喧嘩するし、遊ぶし、ご飯食べてる時は見守ってくれるし、、あれ、もう彼氏とか旦那いらないんじゃね?と思いそうになるほど。
とりあえず保護猫を家族にしたら生活の質が爆上がりしつつ、猫の奴隷になりました。

子供の頃は基本ヘソ天で寝てた
コロナがピークだった2020年は、結構精神的にきててパニック発作みたいな軽いうつっぽい感覚に。
結構しんどくて暗黒の1年だったんだけど、ハルが家にきてからびっくりするぐらい心が安定してる。
お世話も楽しいし、くっついて寝てる時とかこの上ない幸せを感じる。

毎日くっついて寝てます
猫ってみんなツンデレって思ってたけど、ハルはびっくりするぐらい甘えん坊で子猫の時も可愛いけど、大きくなってた今はもっと可愛い。
こんなにも素敵な出会いをくれた、保護猫ボランティアさんにありがとう。心からありがとう。すぺしゃるさんくす。
保護猫を家族に
猫を飼おうかなと思っている方。ぜひペットショップで買うのではなく、保護猫ちゃんをお迎えしてあげてください。
もちろんペットショップでの運命の出会いもあるかもしれない。
でもでも、厳しい外で生まれて殺処分される猫ちゃんを1匹でも減らすために、ぜひ保護猫を迎えるっていう選択を考えて欲しい。
特に猫ちゃんは、犬の5倍ぐらい殺処分されている数が多いの…。
どうしても、この種類の猫ちゃんが欲しい!ってこだわりがある人もいるかもしれない。
でもね、家族になったらどんな種類でも可愛いからぁ…(といいつつ私も茶トラが欲しいとこだわった人だけど)
ぜひぜひ、猫を飼いたいなと考えている方は、ペットショップにいくのではなくまず保護猫のボランティア団体さんをチェックしてみて。
譲渡会に顔を出してみるのもありです。
一人暮らしで寂しいなぁ…と感じている人、彼氏はいらんけど人肌恋しいという人、猫肌おすすめです。
どんな時も猫はあなたに寄り添ってくれます。
- 首を痛めた時も
- ワクチンの副反応で死んでた時も
これからも、保護猫はるまきの様子をインスタやこのブログで更新していく予定。だって可愛いんだもの。
今後保護猫を迎えようと考えている人に少しでも背中を押してあげられるように。
皆さんも素敵な保護猫ライフを!
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