世界基準の動物保護活動を!大森の保護動物施設「SPA」にインタビューしてきた【東京】

東京 保護動物施設 SPA

 

こんにちはMoeです。

 

保護猫について以前解説したが、実際保護動物施設ってどういう所なんだろうと思い、今回は特定非営利活動法人(NPO法人)SPA(Society for the Protection of Animals)の齋藤鷹一(さいとうよういち)さんにお話をお伺いすることが出来た。

 

まずはSPA(Society for the Protection of Animals)さん、(以下SPAさん(エスピーエー))について説明していく。

 

 

NPO法人SPA(Society for the Protection of Animals)ってどんな団体?

東京 保護動物施設 SPA

東京 保護動物施設 SPA

 

東京の大田区、大森駅から徒歩10分ほどの場所に2019年の8月にオープンしたばかりの保護動物施設「特定非営利活動法人SPA(Society for the Protection of Animals)」。

 

ペットと暮らす幸せな生活の提供」を目的とし、ペットと暮らしている方や、ペットと暮らしたことが無い方にも、飼育のサポートを行っている保護動物施設。

 

ペットを飼っていると困った事などを相談出来る施設であり、今後ペットを飼う事を検討している方にも分からない事、聞きたい事を答えてくれるトレーナーやトリマー、獣医師など幅広い分野のスタッフがいる。

 

保護や譲渡も行っており、直接施設に来る事が出来ない方や身体が不自由な方もアプリからチェックが出来るという。

 

Moe

こんな手厚く親切な施設あるの?

 

まず施設の中に入って驚いたのが、とにかくお洒落な店内。

 

ペットショップみたいな雰囲気もありつつ、内装はどこかLAを思わせる様な壁や床。

 

東京 保護動物施設 SPA

カフェのような店内

 

何より、動物臭さが全くなく、知らずに通る人はペット関連の何かが売ってるお洒落ショップだと思うに違い無い。(何故臭いも全く無いのかちゃんと聞いたよ!)

 

大型犬まで入ることができるドッグBOX

 

外から写真をバシバシ撮っていたら、中からニコニコした若い男性が出てきてくれた。

 

少し日に焼けたガタイの良い青年、その人こそ齋藤さんだった。

 

東京 保護動物施設 SPA

齋藤鷹一(さいとうよういち)さん

 

 

気になっている事が渋滞しているので、早速色々質問してみた。

 

Moe

大まかな仕事内容は?
動物のお世話、動物の訓練、清掃、対人コミュニケーション

齋藤さん

Moe

対人コミュニケーション?
動物を飼った事が無い人に、動物について教えるのはもちろんだが、動物を新しく家族として迎えた後のケア。動物のお世話以外の、人と人のコミュニケーションも同じだけ大事だと思っている。

齋藤さん

Moe

なるほど。確かに私も、動物病院に行くまででは無いけど、ネットで調べてもよく分からないし、どうしようと思うことがよくある。
コミュニケーションが苦手な方が引き取り、その後困ったことがあっても相談出来ずに、その動物を手放してしまうのは本末転倒だから、人同士のコミュニケーションをより大事にしている。

齋藤さん

Moe

何人くらいが働いている?
正社員は4人。ボランティアが60人位。ボランティアに登録している人が100人位。

齋藤さん

Moe

登録はとても良いシステム。私もやってみたいけど、いきなり始めるのは抵抗があるのと、今はスケジュール的に難しかったりして、挑戦出来ずにいる。
ボランティアこそ、無理に頑張らないで欲しい。少しずつで良いから関わり続けてもらうことを大事にしている

齋藤さん

 

Moe

今までどういう事が大変だった?
これをビジネスにしていると言う事への批判。店舗を立ち上げる前の批判がとても多かった。

齋藤さん

Moe

そうか。活動内容を知らないとそう思ってしまう人がいるのも何となく分かる。
今の日本はまだ「動物愛護=ボランティア」というイメージが根強い。ただ、お金がなければ継続が出来ない。継続出来ないと活動は一時的になる。

齋藤さん

Moe

それはそうだ。保護しておく場所やご飯代だって動物を世話するというのはお金がかかる。
5年前からこの事業をやりたいと思っていた。イギリスやシンガポール、ハワイ等海外では動物保護の事業はメジャーであり、勉強してきたからこそ、日本でこれをやる事に批判があったとしても、信念を貫いてこれた。

齋藤さん

 

 

Moe

今までどういう事が嬉しかった?
何よりも無事にこの施設を開けた事。OPENしてからの1年はあっという間だった。大変な事ももちろんあったがそれを上回る楽しくて嬉しいことがたくさんあった。

齋藤さん

SPAのモットーが「幸せになろう。お洒落になろう。」であり、それは動物達も同じ。保護と聞くとついつい可哀想というイメージが付いてしまうが、私達が保護した動物は可愛く見える様にペットショップの様な見せ方をしている。

齋藤さん

Moe

そうだ、私がここに来て一番感じていた違和感はまさにそれだった。まるでペットショップさながらの雰囲気で、施設ではなく、そこにいる全ての動物が「可哀想」ではなかった。
ネガティブな事を言わない、情けをもらわない、可哀想な子達にしない事を心がけている。確かに可哀想な経緯はあるけれども、これから幸せになる子達を自分達で「可哀想」なレッテルを貼らない様にしている。

齋藤さん

シニアの動物も、赤ちゃんの動物もみんながうち(SPA)から欲しい!と思ってもらえる様なところにするのが目標。

齋藤さん

シンガポールのSPCAから「自分が幸せじゃなければ、人を幸せにする事は出来ないよ」と言われた事がすごく響いた。自分の精神、身を削ってまで、守るのことが正しい事では無い。まず自分達自身が幸せでいる事を重要視している。

齋藤さん

 

 

 

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保護しているワンちゃんたち

 

Moe

どういうところから保護する?
持ち込みや保健所、保健所から殺処分前に引き取った地方団体からの相談で引き取る事もある。

齋藤さん

 

Moe

保護する期間は?
護したら見つかるまで探す。期間は設けて無い。ただし、今まで遅くても1ヶ月で見つかっている。中には、ワクチン等終わったらすぐ引き取る方も比較的多くいる。平均1〜2週間で引き取られる。保護した子達はアプリでも確認が出来る。

齋藤さん

Moe

アプリでも保護した犬や猫を確認出来るの画期的!身体や不自由な方や遠方に住んでる方もチェック出来る。

 

SPAのアプリ「SPA犬猫ナビ」は
こちらからダウンロードできます

SPA犬猫ナビ

SPA犬猫ナビ

 

やはりトライアルするまで気に入った子を何度も見に来るのは大変という方も多かったので。ビデオ電話などで事前にカウンセリングも可能

齋藤さん

 

Moe

譲渡の流れは?
基本的には、引き取りたいという方の気持ちを一番に考えているので、トライアルなしでも可能

でもほとんどの方が、トライアルをしたいとう希望がある為、大体6日間のトライアルが出来、他に希望者が居ない場合は延長も可能。

齋藤さん

Moe

延長が出来るのは嬉しい。1日中一緒に居られる訳では無いし、やはり慣れるまで時間がかかる子もいるんだろう。
やっと慣れてきたところで期限になってしまって、譲渡が成立しないのはやはり問題。それならば、延長してとことん慣れて仲良くなってもらえたらと思った。

齋藤さん

 

Moe

トライアルは費用がかかる?
トライアルは無料で出来るよ!

齋藤さん

 

Moe

トライアル中に必要な物は?
動物を飼った事がない人がトライアルの為だけに諸々揃えるのは大変。

こちらでは、ゲージや餌を貸し出ししている。是非、トライアルの際に相談してもらえればと思う。

齋藤さん

 

Moe

トライアルの後は?
トライアル後は、そのまま引き取りをしたければ可能。トライアルの際も引き取りの際も必ず契約書を書いてもらう。万が一、虐待などがあれば違約金が発生する様にし、動物に危害が加わらない様に対策している。

齋藤さん

 

Moe

引き取り後のケアは?
困った際はいつでも相談をしてもらえれば、獣医師やトレーナー、トリマーが答える。ただ、引き取った後を深追いしすぎない様にはしている。

齋藤さん

 

Moe

なるほど。そういえば、この店内全然動物臭くない。どうして?
実は、元々使えるスペースよりも小さくして、壁に空気が循環させる仕組みがある。常に店内の空気を外に排出し、外の空気と入れ替わる様になっている。

齋藤さん

Moe

すごい!全然臭いがしない様に出来るなんて!

 

東京 保護動物施設 SPA

猫は上下運動をする為、猫用の部屋は天井が高くなっている。

 

 

一思いに質問をして、この施設に関してやっと全貌が掴めた。

 

丁寧に一つずつ返して下さった齋藤さん個人についてもう少し深堀りしていこう。

 

 

Moe

どうしてSPAをはじめようと思ったか?
元々動物が好きだった。でも全然違う道を歩んでいた。プロ格闘家だった。17歳から初めて、21歳でプロになり、23歳で引退。

齋藤さん

格闘技で暮らしていくのは大変だった。そんな時、やっぱり動物に関わる仕事がしたいと思った。

 

知り合いの紹介でペット霊園に就職。あまり考えずに就職したものの、常に動物の死が近くにあり、ご遺族の方々を見ているととても心が痛んだ。

 

自分自身もペットロスになった事があり、絶望していたが、癒してくれたのもペットだった。

齋藤さん

もうペットを飼いたくないという気持ちは悲しい。またペットを飼って幸せになって欲しいと思った。

 

その際、ペットを飼うのを勧める時に、ペットショップを勧めるのは少しひっかかった。

 

もっと他に方法はないのかと思い、保護動物について勉強し始めた。

 

まずはハワイのヒューメイン・ソサエティに行った。自分の知らない事がたくさんそこにはあったし、保護動物という存在が確立していた。

 

アメリカとヨーロッパでは思考とやり方が違い、両方学びたかった為、イギリスの考えを引き継いでいるシンガポールの「SPCA Singapore」でも学んだ。

 

齋藤さん

 

Moe

アメリカやヨーロッパの様々な保護施設の勉強をして、いいとこ取りをして設立したのが、こちらのSPAさんという、なんともハイブリット!

 

 

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激かわな保護猫ちゃんたち

 

Moe

では、最後にみんなに知って欲しいことは?
ペットと暮らした事がない人にペットと暮らす幸せを知って欲しい。動物はこんなに素敵な存在という事を知って欲しい。

齋藤さん

 

ペットをより深く知ってもらえたらペット可能な物件なども増えると思う。

齋藤さん

 

「ペットを飼ってる人のマナーが悪すぎる → ペット飼ってない人がペットを嫌いになる」こういう構図が出来てしまっている。

 

しかし、ペットを飼っている人たちがもっと責任を持つことが出来れば、より動物に優しい日本になるのではないかと思っている。

 

例えば、地域猫に関してもさくらねこ(以前の記事参照)など、ボランティアが行っているが、少人数の活動では限界がある。

 

ならば、地域の住民に知ってもらえる機会を作るなど、周りの方々に知ってもらう環境作りが必要だ。

 

齋藤さん

 

SPAさんでは、譲渡や保護の際にはキチンと料金がかかる。

 

譲渡の際ワクチンは既に済んでいたり、譲渡後のサポートがあったりと、きちんと一度譲渡したっきりではないところが手厚い。

 

譲渡:一律¥60,000
保護:一律¥30,000

 

 

まとめ

 

・SPAは動物を愛して止まない齋藤さんが作った施設

・見た目が完全にLA風のお洒落ペットショップ

・トライアルが無料で出来る

・トライアルの際にゲージや餌は貸し出し可能

・どんな子が保護されているかアプリで確認出来る

・引き取りはトライアル後そのまま引き取り可能

 

 

色々お話を聞かせて下さった齋藤さん、本当にありがとうございました!

 

是非、私もアプリに登録してボランティアに参加しようと思う。

 

私が伺った時は時期的に仔猫が多く、久々にみる仔猫達に心が踊り、トライアルしたくなってしまった。

 

既に家には3匹いるというのに。。

 

SPA(Society for the Protection of Animals)

 

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